「親の雑誌」
今朝テレビを見ていたら、「親の雑誌」を作っている会社のことを紹介していた。親自身が自分史を書くのではなく、子どもが作って親にプレゼントするというものだ。
この会社は高齢者の見守りサービスをしている会社で、見守りの中で聞いていた話が面白かったので記録に残せたら、という発想から生まれたものらしい。
私も高齢の父の昔話を聞いていてとても興味深いので、記録に残せたらいいだろうな、と思っていた。父が自分で書くことは難しいし、かといって、私も聞いた話をどうまとめたらよいかわからない。そういうところは、プロがインタビューをうまくまとめて書いてくれるんだろうな、と思う。出来上がったものを子どもが読んで、こんな話聞いたことなかった、ここまで詳しく聞いたことなかったということもあるようだ。
確かに親が人生でしてきたことを全て聞く機会なんかないものね。でもね、その話を聞くと言う部分を、他人に任せていいのかな、という思いが湧いてきた。
「親の雑誌」は写真も文もとてもきれいにまとまっている。だってプロが作っているんだから。いいもの残せたな~と言う気持ちもなりそうだ。でもね、他人に任せてお手軽に作ってもらうのはどうなんだろう、と思った。
きれいな形に残せないとしても、年取った親と話しができるうちに実際に会って話ができることがいいんじゃないかと思った。